Casa Futuro Lab. メキシコ

ガストロノミーラボ 長期メキシコインターンシップ 1月

メキシコ長期インターンシップ 1月レポート

千葉大学国際教養学部

松岡 由香利

1月になりました。スペイン語の授業も今月で最後です。さあ、私のスペイン語はどれくらい伸びたのでしょうか。正直、わかりません笑 今はAULALATINA3という教科書を使って勉強していて、そこにはDELEというスペイン語能力を測る試験のB1にあたるとされています。日本の英語教育のように単語帳を使って単語を覚えなさいということがなく、文脈の中で自然に単語が染み付くのを待っている私は日常生活程度の会話はある程度話せるようになった実感がありますが普通のテレビや本を開いてみると知らない単語ばかりで閉じてしまうのも現状です。
なんとなくの私の今の状況はこんな感じでしょうか。
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まだまだスペイン語ができないという気持ちは心の奥にあり、悔しいので長期休暇で単語力をつけれるように練習しようと思います。現地にいれば覚えた単語はどの文脈で使われているのか、どう発音するのか、人と話して確認しながら覚えられるのでメキシコにいる今がチャンスです。
さて、スペイン語は今月で終わってしまうのですが、今月から新しく始まることも一つあります。それは、ガストノミー学部の授業です。とっている科目は4つ、「会計」「オペレーションとサービス」「国内ガストロノミー文化」「経営管理」です。
それぞれ、

①「会計」の授業は日本の簿記をイメージしてもらえたらと思います。習ったことがある方は分かるかもしれませんが、簿記には勘定科目というものがあり、その名前を覚え資産なのか負債なのか分けることに苦戦しています。 イメージはこの写真のような感じです。
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②「オペレーションとサービス」はガストロノミー学部なので特に食事と飲み物の提供の観点を学んでいます。ウェイターと呼ばれる人にも位がいくつかあり、何人をどの立ち位置に配置するかによって少しレストランの回り方が変わってきます。他にも、コスト計算はどのようにすればいいのかについても学びます。あまりに高すぎてもお客さんは来ないし、安すぎては経営が成り立たなくなってしまいます。そんな食品と飲み物を扱うお店のオーガナイズの仕方について習っています。イメージはこちら。人気度の評価等の計算をした写真です。
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③「国内ガストロノミー文化」の授業は、メキシコの国内なので、メキシコの郷土料理について学んでいます。オアハカやチアパスといった地域ごとの産品を学ぶ座学から、とうもろこしを使った飲み物や黒豆を使ったトルティーヤピザを作ってみる実習まであり、とても興味深い授業です。 最終発表はこれまでの講義と実践活動を活かして、自身のオリジナルプレートを作るところまで行うそうです。
④最後に、「経営管理」です。 この授業では、メキシコで売られるガラフォントいう大きなボトルに入った水の使いにくさを洗い出し、解決策を提示してみようというプロジェクトを現段階では行なっています。他にも、企業を数字の面から捉え、社会に必要とされる会社とは何かを考える力を身につけようとしています。

今、私は留学生なので取っている科目数は少ないですが、通常の生徒は朝から夕方までみっちり授業があるという印象です。宿題も量は異なるもののほぼ毎回出ます。メキシコというイメージから比較的ゆっくりとした時間が流れるのかと思っていましたが、大変充実した毎日のようです。
どうでしょうか。なんとなくメキシコの大学生生活にイメージが湧いたでしょうか。これを良いと捉える人も悪いと捉える人もいるかもしれませんが、この状況も理解した上でメキシコにいきたいと思って同士のような方が1人でも増えれば嬉しく思います。
いよいよ、次回は私のメキシコ生活最後のレポートとなってしまいますが、ぜひまた読んでいただければと思います。